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SMSの認証ができない原因は?受信・送信側それぞれの対策を解説!
SMSの認証ができない原因は?受信・送信側それぞれの対策を解説!
SMS 活用例
2023-11-08

SMSの認証ができない原因は?受信・送信側それぞれの対策を解説!

SMS認証
二段階認証

目次

近年、アプリの会員登録やウェブサービスにおいて、SMS(ショートメッセージサービス)を使った「SMS認証」が用いられるケースが増えています。SMS認証は利用者本人の携帯番号に通知が届くため、確度の高い本人確認の手段として広く利用されています。

しかし、万が一SMS認証の通知が利用者宛に届かなければ、SMS認証ができず、アプリやサービスの利用ができなくなってしまいます。

そこで本記事では、SMS認証ができない場合の原因や対策について解説します。SMS認証ができず困っている利用者の方はもちろん、SMS認証の導入を検討している企業の担当者の方も、利用者からの問い合わせやトラブル対応時の参考にしてください。

SMS認証とは

SMS認証とは、携帯電話のSMSを用いて、スマートフォンアプリやウェブサービスのログインを行う「本人認証システム」のことです。利用者がログインを試みると、あらかじめ登録しておいた携帯電話番号宛に認証通知が届き、認証コード(数字やアルファベットなど)を入力することでログインできる仕組みです。

SMS認証の利用が広がった理由の一つが、セキュリティ強化です。昨今では、ECサイトや会員制サービスをはじめ、インターネットを使ったウェブサービスの利用は当たり前のものとなりました。しかし、それらのサービスにID・パスワードだけでログインできてしまうと、万が一そのID・パスワードが第三者に知れ渡ったときに、不正アクセスされたり個人情報を抜き取られたりするといった被害が生じてしまいます。一方、SMS認証は、本人の携帯電話番号宛に認証コードが届くため、端末を持っていないと認証できないことから、情報漏洩のリスクが軽減されるのです。

SMS認証について詳しく知りたい方は「SMS認証とは?仕組みやメリット、活用例・導入方法についても解説!」の記事もあわせてご覧ください。

【受信側】SMS認証ができない・SMSが届かない原因と改善策

SMS認証ができない(認証コードの入ったSMSが届かない)理由にはどういったものがあるのでしょうか。SMS認証ができない原因は、受信側・送信側両方に考えられるため、それぞれ確認してみましょう。

まずは、受信側で考えられる4つの原因と対策を解説します。

「認証コードが届いたけどログインできない」「SMSが携帯電話宛に届かずログインできない」といった受信側(利用者)の問題によってSMS認証ができないケースは多いため、送信側である企業も、以下で解説する受信側の原因・改善策についてしっかりと理解しておきましょう。

SMSの受信拒否設定をしている

利用者側がSMSの受信拒否設定をしている場合は、SMSは受信されません。また、電話帳に登録していない携帯電話番号からの着信を拒否している場合も、SMSが受信されない場合があります。

会員アカウント登録時の二段階認証などにSMS認証を用いる場合は、認証前にSMSの受信拒否設定がオンになっていないか確認するようにしましょう。利用者自身が受信拒否設定をオンにしていなくても、キャリアの初期設定で受信拒否になっている可能性もあります。

SMSの受信拒否設定の変更方法はスマートフォンのOSごと(iPhone、Android)に異なります。

  • iPhoneの場合:「設定>メッセージ」から変更する
  • Androidの場合:「SMS>設定」から変更する

※2023年11月時点

その他、キャリアごとに設定方法が異なる場合がありますので、各社の案内もご確認ください。

電波の状況が悪い

SMSはインターネット回線ではなく電話回線を用いるため、受信側の電波状況が圏外だったり不安定な状況だったりすると、SMSを受信できません。

利用者から「SMSが届かない」と問い合わせがあった場合は、携帯電話の通信状況を確認してもらうようにしてください。なかなか電波が入らない場合は、携帯電話の電源を再起動したり、「機内モード」をオン・オフに切り替えたりすると、電波状況が改善され、SMSを受信できる場合があります。

機内モード

一方、キャリア側で何らかの障害が発生している場合もあります。その場合、契約しているキャリアから障害発生に関するお知らせが発表されているはずなので、HPやSNSなどを確認しましょう。基地局側で障害が発生している場合は、一個人や企業が打つ手はありません。一時的に受信できなかったSMSはセンターに保管されるため、障害が改善されれば、センターに溜まっていたメッセージが受信できます。

SMSを使えない格安SIMを利用している

格安SIMの中にはSMSが使えないものもあります。格安SIMには「音声対応SIM」と「データSIM」の2種類があり、データSIMの場合はSMS機能付きプランを契約していないとSMSを受信できません。データSIMを利用している場合、SMS機能付きプランを契約しているか確認してみてください。

もし、SMS機能付きのプランを契約しているにもかかわらず、SMS認証を受信できない場合は、一度SIMカードの抜き差しを試してみてください。それでもSMS認証を受信できない場合は、SIMカードに何らかの不具合が生じている可能性もあります。

格安SIMを提供する各社のサポートページに、SMSが受信できない場合の対策がまとめてある可能性もありますので、一度確認してみるとよいでしょう。

携帯電話番号の登録や認証コードの入力を間違えている

電波状況に問題がなく、普段からSMSを利用しているにもかかわらず、SMSを受信できない場合は、会員登録時に設定した携帯電話番号が誤っている可能性があります。当然ながら受信設定の際に入力した携帯電話番号が誤っていれば、認証コードは届きません。自身が所有する携帯電話番号と相違がないか再度確認しましょう。

また、SMSに記載されたコードを打ち込んでも認証できない場合は、入力を間違えている可能性もあります。例えば、数字の0(ゼロ)とアルファベットのO(オー)を間違えていたり、アルファベットの大文字のI(アイ)、小文字のl(エル)を間違えていたりすることもあります。

利用者側が入力の誤りに気をつけることはもちろんですが、SMS認証を送信する企業側は混同しやすい文字を使わないようにすることや、ログイン画面上で注意喚起をするなどの工夫が大切です。

携帯端末のメモリ不足やデータ量が超過している

利用者側のスマートフォン内のメモリ(作業容量)が不足している場合、SMSを受信できないことがあります。メモリの空き容量が残りわずかとなっている場合は、容量を増やしたり、不要なデータを削除したりして、十分な容量がある状態で再度SMS認証を行いましょう。

【送信側】SMS認証を送信できない原因と改善策

SMS認証ができない理由には、SMSを送信する企業側や、企業が利用しているSMS送信サービスに問題がある場合があります。これらの問題を放置すると、クレームに発展したり、顧客離れにつながったりするため、早急な改善が必要です。ここでは、SMS認証コードを利用者に送信できない場合の原因と改善策を解説します。

国際網を使って送信している

SMS認証コードを利用者宛に送信する場合、海外の配信事業者を利用する国際網を使うタイプと、国内キャリアと直接接続の回線を使うタイプの2種類があります。国内キャリアと直接接続の回線を使うタイプの場合、楽天モバイルやNTTドコモといった国内キャリアと接続してSMSを送信するため、携帯端末に到達しやすいです。一方、国際網の場合、海外の事業者を利用して送信するため、受信側のキャリアによっては迷惑メッセージと判断され、受信拒否される可能性があります。

通信網

国際網を使っている場合は、国内キャリアと直接接続の回線を使うタイプのSMS送信サービスに切り替えることで、拒否されにくくなります。

SMS送信サービスに障害が発生している

稀に、SMS送信サービスでシステム障害が発生し、送信できなくなるケースもあります。数時間前まで問題なくSMS送信できていたにもかかわらず、突然送信できなくなった場合はシステム障害が発生している可能性があります。こういった際は、SMS送信サービスのサポート窓口に問い合わせて稼働状況を確認するとよいでしょう。ただし、SMS送信サービスによっては、対応時間が限られており、夜間帯や土日祝などはサポート窓口につながらない場合もあります。そのため、24時間サポートを受付しているSMS送信サービスを契約しておくとなお安心です。

また、サービスによっては、ホームページでネットワーク状況を更新している場合もあります。こういったサービスなら、遅延などがあった際、問い合わせなくてもホームぺージを見ればすぐに状況を把握することができます。

送信先の電話番号が間違っている

SMS送信ができない場合、利用者の携帯電話番号を誤って登録している可能性もあります。全く関係のない第三者に送信された場合、個人情報漏洩や利用者トラブルにつながる恐れもあるため早急に対処する必要があります。

先述したように、利用者側が誤って携帯電話番号を登録している可能性もあるため、メールなどで本人にも確認を依頼しましょう。

SMS認証には「Symworld TM CPaaS SMS API」がおすすめ!

SMS認証に用いるSMS送信サービスには、楽天モバイルの「Symworld CPaaS SMS API」がおすすめです。

Symworld CPaaS SMS APIの強み

大手楽天グループが運営しキャリアグレードであることに加え、国内キャリアと直接接続の回線を導入しているため、大規模配信でも高到達率/低遅延を実現し、受信側の携帯キャリアによってSMSがブロックされるリスクを低減します。

優れたコストパフォーマンスも強みとしており、SMS送信料は1通あたり8円、初期費用・月額費用は0円〜と、業界最安級のコストで提供しています。さらに、確認しやすいデザインの配信ダッシュボードや、10万通もの配信にも対応する送信リストCSVアップロード機能などを実装しており、SMS送信に慣れていない企業でも使いやすい仕様です。24時間365日サポート窓口が稼働しているため、万が一トラブルが発生した場合もすぐに対応してもらえるので、安心して利用できます。

もちろんSMS認証に限らず、リマインダー、二段階認証、マーケティングなど、様々なシーンで活用可能です。「Symworld CPaaS SMS API」は無料トライアルもご用意していますので、興味を持った方は下記のバナーからお気軽にお問い合わせください。

「Symworld TM CPaaS SMS API」と連携し、SMS送信を始めよう!

今回は、SMS認証ができない場合の原因と解決策について、受信側(利用者側)と送信側(企業側)それぞれ解説しました。

SMSの送受信ができない場合は、まずは登録携帯電話番号に誤っていないか、SMSの受信設定および通信環境に問題がないか確認しましょう。企業側でSMS送信が上手くいかない場合は、利用しているSMS送信サービスが国際網を使用していることが原因で、送信したSMSがブロックされている可能性もあります。また、SMS送信サービスによっては稼働状況が安定せず、頻繁にエラーが発生する場合もあります。自社の使用方法に問題がなく、SMS送信サービス自体に問題がある場合は、トラブルに発展する前に、サービスも見直しを含めて検討することも必要です。

「Symworld CPaaS SMS API」サービスは、携帯電話やスマートフォンに、SMSを一括/個別に送信し、企業と顧客のコミュニケーションに使われる法人向けサービスです。国内キャリアと直接接続で、シンプルで使いやすいダッシュボーとAPIを業界最安級の価格でご提供いたします。

SMS送信サービスの新規導入や他社からの切り替えを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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